[アップデート] AWS BackupでAmazon Timestreamのバックアップが取得できるようになりました

[アップデート] AWS BackupでAmazon Timestreamのバックアップが取得できるようになりました

Clock Icon2022.12.20

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はじめに

こんにちは。大阪オフィスの林です。

AWS BackupでAmazon Timestreamのバックアップが取得できるようになったようなので試してみたいと思います。
これまでAmazon Timestreamにはバックアップリストア機能が無かったので、データのバックアップが必要であればクエリの実行結果をファイルにエクスポートするなどの対処が必要でしたが、このアップデートによって簡単にバックアップリストアの機能を実装できるようになりました。

やってみた

簡単な検証ではありますが、Amazon Timestreamのテーブルをバックアップしてリストアしてみたいと思います。

AWS Backupのダッシュボードに移動し、AWS Backupの対象リソースを確認するとAmazon Timestreamが「無効」になっているので有効化していきます。

「リソースを設定」を選択します。

トグルを有効にして「確認」を選択します。

Amazon Timestreamが対象リソースとして「有効」になりました。

続いてバックアッププランの作成をしていきます。

デフォルトの設定のまま進めます。

リソースの割り当てでAmazon Timestreamのテーブルを指定してみます。

全てのテーブルや個別のテーブルを対象にすることが出来そうです。

また従来通りタグによる割り当ても出来ます。ここまででバックアッププランの設定が完了したので、バックアップが取得できるまでしばらく待ちます。

バックアップの取得が出来ました。

それではリストアしてみたいと思います。

リストア時のテーブル名やリストア先のデータベース、メモリストアやマグネティックストアの保持期間を設定し「バックアップを復元」します。

暫くするとリストアのジョブが「完了」となりました。

Amazon Timestream側で状態を見てみるとリストア時に指定したテーブル名でリストアされたテーブルを確認出来ました。

開発者ガイド

Amazon Timestreamの開発者ガイドにもバックアップの章が設けられていますので併せてお読みいただければと思います。
AWS バックアップの使用

開発者ガイドでは例えばバックアップリストアの流れやバックアップ中に出来ない操作や復元時に設定できるものなどが記載されています。

バックアップ中に出来ない操作

  • バックアップ操作を一時停止またはキャンセル
  • バックアップのソーステーブルを削除
  • バックアップの無効化

復元時に設定できるもの

  • リストア先のデータベース
  • テーブル名
  • メモリストアの保持期間
  • マグネティックストアの保持期間
  • マグネティックストレージの書き込み有効/無効
  • S3エラーログの場所

まとめ

今回は、AWS BackupでAmazon Timestreamのバックアップが取得できるようになったアップデートを紹介させて頂きました。
バックアップの機能有無でAmazon Timestreamの採用を見送っていた方にとっては朗報なアップデートではないでしょうか。 この記事がどなたかの参考になりましたら幸いです。

以上、大阪オフィスの林がお送りしました!

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